57は素数?? 数学の面白い話
きっと「数学が苦手!」という方も小学生で素数を教わった記憶があると思います。
たしか、素数はその数と、1以外の数では割り切れない数字のことでしたね。
今回はそんな素数に関する面白い話について話したいと思います。
グロタンディーク素数とは
今回紹介するのが
「グロタンディーク素数」
というものです。
グロタンディーク素数は具体的に”57”のことを指しますが、57って素数ではありませんよね?(57=3×19)
この裏には面白い話があるんです!
ドイツ出身の数学者アレクサンドル・グロタンディークという方が、素数に関する講演をした際に、具体的な素数を用いて例を挙げることを求められたとき、彼は誤って57を選んでしまったのです。
その出来事が由来となって、57は「グロタンディーク素数」というようになったそうです。
縁のなさそうな数学界ですが、少し親近感が湧いたのではないでしょうか?
やはり猿も木から落ちるという言葉があるように、どんなにすごい人でも失敗はするということですね。
例題
Q.
1966年のフィールズ賞受賞者で、ある講演の際に素数の例として誤って57と述べてしまったという出来事でも知られるドイツ出身の数学者は誰でしょう?
A.
グロタンディーク