ルース=アーロン・ペアって?
みなさんは「ルース=アーロン・ペア」というものを聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は二人の偉人を指しているのかとおもいきや、実は数字のペアのことを指しています。
どういうことなのでしょうか?
ルース=アーロン・ペアとは?
ルース=アーロン・ペアとは、「2 つの連続した自然数のそれぞれの素因数の和が、互いに等しくなる組」のことを指します。
実際にルース=アーロン・ペアである”714”と”715”で試してみたいと思います。
この二つの数字は連続しています。
そして、これらの
数字を素因数分解すると、
714 = 2 × 3 × 7 × 17
715 = 5 × 11 × 13
となります。
そして、これらを足すと
2 + 3 + 7 + 17 = 5 + 11 + 13 = 29
という結果になり、素因数の和が等しいので "714"と"715"はルース=アーロン・ペアだということがわかります。
ルース=アーロン・ペアの由来
ではなぜこの数字のペアをルース=アーロン・ペアというのでしょうか?
初めに「二人の偉人を指している」と書いたのですが、実はそれは概ね間違えていません。
どういうことかというと、アメリカで活躍した野球選手のベーブ・ルースが達成したホームラン記録714本(当時の歴代1位)を、同じくアメリカの野球選手のハンク・アーロンがホームラン記録715本でベーブ・ルースの記録を破りました。
この出来事が由来となり、ルース=アーロン・ペアというものが生まれました。
例題
Q.
714と715のように、それぞれの素因数の和が等しい連続する自然数の組のことを、「714」と「715」に関連する2人の野球選手の名前から「何・ペア」というでしょう?
A.
ルース=アーロン