イノシン酸ってどんなの?
イノシン酸というものを聞いたことがあると思います。
みなさんはイノシン酸にどんなイメージを持っていますか?
イノシン酸とは?
イノシン酸と言えば、鰹節のイメージを持っている方が多いと思います。
そのイメージ通りイノシン酸は鰹節のうま味成分なのですが、実はイノシン酸は核酸の一種でもあります。
また、イノシン酸は三大うま味成分としても知られています。
三大うま味成分とは、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸の3つのうま味成分のことを指します。
イノシン酸の歴史
イノシン酸は1913年化学者である小玉新太郎が、かつお節のうま味成分の一つとして発見しました。
近年、舌に旨味受容体が発見されてから世界中に注目され始めています。
また、イノシン酸はグルタミン酸と共存することで、飛躍的にうま味が増強されることも発見されました。
イノシン酸を含む食材
イノシン酸を含む食材として鰹節がよく知られていますが、その他にも煮干しやハマチ、マグロなどの魚介類、また、鶏肉や豚肉などの肉類にも含まれます。
例題
Q.
いわゆる「うまみ成分」の一種で、カツオブシに多く含まれる、化学式C10H13N4O8Pの化合物は何でしょう?
A.
イノシン酸