「安楽椅子探偵」ってなに?

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みなさんは「安楽椅子探偵」というものを知っていますか?

今回は「安楽椅子探偵」について掘り下げていきたいと思います。

安楽椅子探偵」とは

安楽椅子探偵とは普通の探偵とは違い、現場に赴かずに室内にいたままで、来訪者や新聞記者などから与えられた情報のみを頼りに事件を推理する探偵のことです。

イギリスで活躍した小説家バロネス・オルツィの『隅の老人』シリーズがその先駆けと言われています。

普通の探偵と比べてどこが面白いの?

普通作者は読者に与える情報量を操作できますが、安楽椅子探偵については、探偵が得ている情報すべてを読者にも等しく提供することができることが特徴であり、探偵と同じ状況下で推理をすることができます。

日本の代表的な安楽椅子探偵には、東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』などがあります。

例題

Q.

ミステリー作品において、現場に赴くことなく事件を推理・解決する探偵のことを、ある物に腰をおろしたまま事件を解いてしまうというところから俗に何探偵というでしょう?

A.

安楽椅子探偵

 

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

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